陽だまりサロン

 陽だまりサロンは、NPO法人比叡平・陽だまりの会の会員が集い、勉強する集まりです。
会費制をとっており、参加されるには、まず当NPOの会員になっていただく必要があります。当NPOの理念や入会手続きに関しては、NPOHP http://hieidaira.town-web.net/ 
訪問されれば、お分かりになれると思います。
   このサロンの特徴は、教えてもらう側も教える側も当NPOの会員であるということです。教えてもらう人々は新しい知識や技能を身につける喜びを、教える側は感謝の気持ちを受けそのような行為を行わせていただけることに対する感謝と喜びを、味わうことになるのです。                                 (文責:笈田)

**「いきいき体操」拡大版**

―今の自分の体力を知っておきましょう―

日時: 2018年8月24日 10:30-12:00 
場所: 住民交流まちづくりセンター 多目的室および廊下

2016年1、2、3月の3回の試行を経て、同年4月から陽だまりサロンの事業活動の一つとして始まった「いきいき体操教室」ですが、毎週休むことなく続けてきました。

「いきいき体操」とは、米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に,2002年に高知市が開発した筋力運動の体操です。大津市の一部地域で行われていたこの体操を市の保健師さんの紹介で始めました。毎回10名前後の参加者を得て続けています。

今回は、この活動を続けている地域の一つということで、大津市の保健師、作業療法士、理学療法士など6名の方が体力測定のため比叡平へ来られました。
 この日の参加者は10名程度でしたが、以下のような測定をしました。

測定項目

1. 指輪っかテスト: 両手の親指と人差し指で作った輪でふくらはぎを囲む。〔つかめない・丁度・隙間あり〕
2. 椅子での前屈(柔軟性): 椅子に座り片足を前に伸ばしてかがみ、重ねた両手が足指のどこに届くか、測定する。つま先越えを+、つま先未満を-で。(足の小指と手の中指先端の間の距離を測定)
3. 握力(筋力) 
4. 開眼片足立ち(バランス): 何秒耐えられるか。60秒を限度として測定する。
5. 5メートル歩行(歩行能力): 何秒かかるか。
6. コーン回り(立ち座り+歩行、敏捷性): 座った椅子から立ちあがり、歩いて前方に置かれたコーンを回り帰ってきて元の椅子に座るまで何秒かかるか。

これらの測定を3カ月ごとに3回行い、その変化(維持? 向上? 低下?)を記録します。今回参加できなかった方も次回、次々回の測定を受けることができます(次回は3カ月後の11月16日の予定)。
測定後、理学療法士の解説を聞きながらいつもの体操を行い、体操の身体に対する効果などを聞いて、改めて体操の意味を認識することができました。(徳田 記) 

**第15回 陽だまり楽習会**

日時 :2018年7月28日(土)13:30~15:30
場所 :住民交流センター
テーマ:堅田おしゃべりボランティアの活動
講師 :堅田おしゃべりボランティア  後藤 千津 さん
    堅田学区社会福祉協議会会長  山口 寿津子 さん
参加者:8名
【内 容】
堅田おしゃべりボランティアは、堅田地域で10年の活動歴を持つ、高山口 寿津子者の話し相手をする団体です。楽しそうにいきいきと笑顔あふれる講師二人のお話は、さぞ地域のお年寄りに頼りにされているのだろうと思われるものでした。

ボランティアの目的は、「地域にお住まいの一人暮らしの高齢者で、あまり外出されない方から依頼があれば訪問し、高齢者の気持ちに寄り添い、おしゃべりをし、高齢者の悩みを受け止め孤独感や不安感を解消し、心豊かな生活を支援する」ことと話されました。
以下、お話の内容に沿って報告します。

1.立ち上げ年月:平成18年9月
.立ち上げ動機:メンバーのお母さんが、高齢と独居のため元気がなくなってしまった。
  お母さんのためと考えて、老人ホームへ入居させたところ、施設スタッフや同僚とおしゃべりできるようになって、見違えるほど元気を取り戻すことが出来た。このことから、高齢者の話したいことを受け止めて、おしゃべりすることは、元気に生活していくための基本であると確信して、友人と二人で活動開始を計画した。
.勉強会:地域包括支援センターの協力で、4回の勉強会(堅田おしゃべりボランティア養成講座)を持った。勉強会では、
①コミュニケーションの技術 
②個人の価値観の違いを理解しよう 
③認知症の正しい理解 ④高齢者の心理 などを学習した。
いざ実践へと踏み出したのは平成19年1月であった。
.会員資格:養成講座を受講した人
.活動方法:二人一組で訪問
.活動回数:月に1~2回
.活動時間:1時間程度
.対象:70歳以上の一人暮らし、あるいは80歳以上の老々家族
.利用者の決定:民生委員さんと連携あるいは口コミ
10.役員構成:現在メンバーは26名、リーダー2名、班長3名、副班長3名
11.メンバー構成:3班に分かれて活動、2年に一度メンバー交代
12.定例会:毎月第3木曜日(14:00~15:30)
各班の訪問の情報交換をしている。大切な心構えとして、会議で知りえたことは決して外へ漏らさないという守秘義務を徹底している。
13.最初の訪問:民生児童委員さんと一緒に訪問、家族の了解ももらう。
14、経費:堅田学区社協より補助金・市社協助成金(保険代)
以上のように10年間の活動を積み重ねてきました。
定例会の中で、自分たちの活動をまとめてみますと

対象者の方が、皆お元気になられたことが実感できる
中にはお亡くなりになった方もあるが、ご本人も家族もボランティアと関われたことを喜んでもらっている。

ボランティアも、対象者とかかわることが喜びになり、ボランティア同士の連帯感も出来て生きがいになっている。    

活動が評価されて、大津市だけでなく滋賀県全体、さらには全国から要請を受けて、活動経験を広めている。 と話されました。

今後ともますますお元気で活動を進められますようお祈りいたします。
私たちは山中比叡平で、学区社協やNPO活動に誇りを持って行っています。
他の地域の活動経験をお聞きすることによって、その地域らしさを生かして進められていることに納得し敬意を持たざるを得ません。お互いに、これからも学びあっていきたいものです。

今年も会員親睦の「望年会」で、皆さん楽しいひと時を過ごされました。(事務局 中山記) 

**陽だまり望年会2017**

     日時:平成29年12月16日(土)13時~15時
  会場:住民交流センター、サロン①②       参加者:42名 

恒例の“陽だまり望年会”(忘年会ではなく)は会員の約1/3の大勢の人が集まり盛会でした。 
  理事長さんの挨拶に始まり、銀閣寺道”大岩”の弁当で会食。例年同様に陽だまりサークルの発表と紹介のプログラムで、いきいき体操(やまの保健室)→パソコンの友→詩吟の会→名作映画の会→国語の時間→墨彩画教室(+トレーニング)→ニットカフェ→歌声ひろば、などが日頃の練習成果の発表やサークル紹介が行われました・・・。 
 「詩吟の会」の皆さんは、独吟と合吟で現代詩の吟も披露されました。毎年好評の「ニットカフェ」の皆さんは、作品発表であるファッションショーで今年も大いに盛り上がりました。「歌声ひろば」では、ウクレレ伴奏の歌に始まり、他のサークル会員さんの応援も得た合唱、そして”琵琶湖周航の歌”で全員合唱を行いました。 
  今年も会員親睦の「望年会」で、皆さん楽しいひと時を過ごされました。(事務局 中山記) 

**NPO法人・比叡平陽だまりの会:「ミニデイサービス始まる」**

NPO法人・比叡平陽だまりの会は2018年5月11日(金)から「ミニデイサービス」を始めました。介護保険制度にもとづくデイサービスでは、9時から15時まで6時間というのが一般的です。そこでは入浴介助や給食制度もあります。当会ではあえて「ミニ」という言葉をつけました。それは10時から13時までとみじかく、しかも入浴がないためです。ただ短時間ながら内容に工夫を凝らして、楽しいデイサービスを心がけています。ある日の日誌を見ると次のようになっています。

① サロンに集合してお茶を飲みながら歓談する。
② 看護師による血圧測定などで健康チェック。
③ 詩の朗読で大きな声を出し、居ずまいを正して習字の練習をした。
④ 別室の体操教室に参加(ある男性はスタッフと将棋を指した)。
⑤ 金カフェの食事をいただく。食後のコーヒーも楽しく。
⑥ みんなで懐メロを合唱してお開き。ざっとこんな具合で、じっと座っているのでなく変化に富んだ内容になっている。利用者の評判もまずまずというところ。今後は月1回の検討会を通じて、さらに改善を進めていきたい。 (文責 田畑三郎)

**第26回からだとこころの健康シリーズ:京都市左京区の病院を知ろう**
『山中比叡平で安心して生活したい。
    在宅療養を続けるために、第2回 京都市左京区の病院を知ろう』 
共催:NPO法人陽だまり・学区社協福祉協議会・中あんしん長寿相談所 
とき:2017年12月7日(木) 
ところ:住民交流まちづくりセンター 
講師 ①京都民医連    医療ソーシャルワーカー 是澤雅代氏 
    第二中央病院   医師          上林孝豊氏 
  ②日本バプテスト病院  看護師        松井公子氏 
   バプテスト老人保健病院支援相談員     笹間聡 氏 
   バプテスト老人保健病院支援相談員     松延あけみ氏 
  ③渡辺緩和ケア・在宅クリニック院長・医師  渡辺剛 氏 
  ④(有)グッディ 所長           佐井章 氏 
    グッディ居宅介護支援事業所 支援相談員 谷井ひろ子氏 
参加者:50名(32 名+講師8名+スタッフ10名)
内容 
・司会:中あんしん長寿相談所 小嶋好美 
・開会あいさつ:陽だまりの会 南出成子  

 今年二月に第一回の在宅療養講座「チーム大津京」を開催したところ、反響が大きく好評だった。今回は比叡平の多くの住民が通院している京都市左京区の医療機関から来ていただいて、病院の役割や内容についてお話しを聞けることになった。この企画の実現は、滋賀県と京都府という行政を超えた取り組みであるため、中あんしん相談所のご苦労は大変なものだったのではないかと推察できる。そのご苦労に感謝申し上げたいと思います。 

・比叡平の高齢者の状況 中あんしん保健師 原田真弓 
「比叡平学区の赤ちゃんから高齢者までの人口の現状について」 

2016年3月31日現在の比叡平の人口は2879人で、高齢化率は37.6%、大津市全体より12ポイント高くなっている。その一方、介護保険の認定者は143人で高齢者全体の 13.2%であり、大津市のうちでは最低の認定率である。これは、健康な高齢者が多いと評価できる一面もあるのかもしれない。しかし、行政のはざまで生活に困っている高齢者も多いのではないかと推察もされる。地域の課題として、もっと介護保険の役割や手続きを知ってもらう必要があるのではないだろうか? 

・お話:各講師に順に施設の紹介をしていただきました。
1.京都民医連第二中央病院地域医療連携室、同往診センター ・“地域の健康を守る”を目標にして医療活動を行っている。 
・お金の心配をせず療養できるように差額ベッド料は徴収していない。  
・リハビリテーションに力を入れており、外来・入院・在宅の連携を強化している。 
・寝たきりや、これに準ずる状態で通院困難な場合は在宅医療を受けることが出来る。 
・在宅医療では病気だけではなくて、各専門職が協力して、看取りまで含めた医療支援と生活支援を行っている
・患者さんの病気だけでなく、「不安」にも対応している。 
・患者の皆さんは、「老い」を我が事として受け止め、最後は、誰とどこでどのように過ごしたいか考えておくことをお勧めします。 
2.日本バプテスト病院 バプテスト老人保健施設、バプテスト地域医療介護支援センター 
・病院の基本理念は、キリスト教愛に基づいた全人医療である。 
・他の病院にはない職種としてチャプレンが在職している。 
・比叡平在住者の受診数は次のようであった(2016/11~2017/11)。 
   15歳以下 37人 ・16~64歳 199人 ・ 65歳以上 236人 ・ 総数 472人。 
・救急車の受け入れもしていますので安心して来院してください。 
・介護老人保健施設は100床あり、常時80床以上が稼働している。 

3.渡辺緩和ケア・在宅クリニック 
・2016年4月に発足した、在宅ホスピスを目標にしたクリニックである。 
・バプテスト病院の緩和ケアクリニックを前身としているので、希望があればホスピス病棟を紹介することが出来る。 
・日々進化しているがん治療に対して治療そのものは行なわないが、治療による副作用や苦痛の相談にのることが出来る。 
・対象疾患は、悪性疾患が多いが、神経難病や慢性疾患など広範囲の苦痛に対応して対応できる「新しい在宅緩和ケア」を目指したい。 
4.居宅介護支援事業所(有)グッディ 
・「グッディ」は、北欧の高福祉国デンマークの「Goddag こんにちは」というあいさつの言葉を社名としている。  
・事業内容は、訪問介護・通所介護・居宅介護支援をおこなっており、事業所は本社、北白川、紫明、比叡平の4事業所がある。 
・通所介護は、法的には看護師の配置は必要ないが、比叡平は本社から離れているので安全のため1名の看護師を確保している。 
・左京区の施設は、大津市の認知症患者に限って利用することが可能である。  
・介護保険制度の変更により、比叡平の施設は京都市在住者の利用が制限されてきている。 
・比叡平の利用者が多くないので、グッディの存続が・運営について考える時期になっている。 
・比叡平の人にもっと介護保険の活用をしてほしいと思う。 
・質疑応答 
Q:通所リハビリは誰でも利用可能でしょうか? 
A:バプテスト病院は可能ですが、送迎はありません。 
  グッディは、大津市在住者は介護保険で可能です。 
Q:高齢者は増え続けるのに予算は削減され、このままでは介護保険制度はつぶれるのではないかと危惧している。
A:このむつかしい質問(独語)には答えられる人はなし。 
Q:一人で最後まで自宅で生活し続けることはできるでしょうか? 
A:医療は訪問診療を活用して、生活は介護保険でサポートを受けて最後まで生活できることを目指します。しかし認知症があると対応がむつかしくなる場合が多いと思われます。 
Q:先日、姉の夫が急死した。姉は認知症で施設に入所中です。喪主の妹である自分が姉の出席なしで葬式を済ませたが、大変な経験でした。 
Q:緊急の場合、往診はしてもらえるだろうか? 
A:渡辺クリニック:できる限り断らないようにしています。現在比叡平は2名の患者さんを見ています。今まで’7~8名の方を看取っています。 

 バプテスト:最近訪問診療を受ける方が増えてきています。緊急入院⇒療養病棟⇒在宅へというケースもあります。

 全体として:日頃多忙な左京区の医療機関から多くの講師に参加していただき、お世話になっている医療機関の内容を知ることが出来て大変良かったと思います。お話のイメージは、日常の受診・慢性疾患の通院・緩和ケア・在宅ケアという一応の構成ではあったのですが、まず内容紹介を共有することが必要と考えました。時間もいっぱいで、質問を出しにくかったのではないかと反省されます。次への課題としたい。 

閉会のあいさつ: 学区社協会長 楠本耕之 

 自立して生きていきたいということは誰もが願っていることです。しかし、「自立」ということは孤立とか、やせ我慢ということではありません。適切に人に頼ることが出来る人を自立した人といいます。周りに上手に頼ったり、頼られたりする関係が必要です。頼り上手、頼られ上手になって生活していきましょう。 (南出 記) 

**半田市民生児童委員協議会の視察団来訪**

日 時:日時:2017年11月7日
場 所:住民交流センター

愛知県半田市成岩(ならわ)地区民生児童委員協議会一行が当会の視察に来られる。
午前10時前に大型バスが住民交流センターに到着し、26名の皆さんを出迎えた。

理事長の挨拶とパワーポイントによる理念や全体説明のあと、担当役員による「陽だまりサロン」各サークルの説明、やまの保健室、福祉有償運送、生活支援、トレーニング、環境活動のリユースセンター他の説明を行う。

つづいて交流センターの施設案内を行い、丁度火曜日に行われている「おしゃべり火曜」と「やまの保健室」の見学。中庭の福祉車両と車椅子、リユースセンターでは展示家具を見て頂きリユース活動の説明を行った。

多目的室に戻り、意見交換を行う。成岩地区では子育てサロンをされておられるが、当会の高齢者サロンも参考になったようであった。12時過ぎにバスを見送り、午後の目的地阪本方面へ行かれた。                                                                                 (事務局 中山記)  


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